わたしたちの想い


近年、我がまち豊頃町では酪農の規模拡大が進み、1件あたりの平均出荷乳量が1,500トンを出荷するまでとなりました。
しかし、規模拡大が進むにつれさまざまな課題も増えてきています。
その課題の一つが、乳牛の哺育と育成の管理です。

哺育と育成は、牛にとって将来搾乳牛となって働いてくれるための一番大事な準備期間ですが、酪農家にとっては労働力の関係など、どうしても後回しになってしまいがちです。
わたしたち、株式会社シー・ブライトは牛も人と同じく、子どもから大人になるまでの間が一生の中で一番大事な時期であると考え、子牛の期間を当施設で集中的、かつ丁寧に管理することで、健康な牛の育成をおこない、酪農家の皆さんにお戻しできることを理念としています。


子牛の哺育・育成預託をすることのメリット


◯手間のかかる哺育牛・育成牛を集約し、個々の酪農家の経営を合理化することができます。
◯個々の酪農家で管理するより事故率が少なく、健康な育成牛となります。
◯省けた手間で搾乳牛の管理など、他の部門に余力を優先することが可能になります。

北海道の安心・安全な食を守るために、こんな取り組みもしています


哺育・育成牧場は現在、我がまち豊頃町のみならず、全道的に広がりを見せています。そんな中で、同じ仕事をしている仲間たちが繋がりをもって情報交換する場を持とうと、2014年に十勝哺育育成受託協議会を立ち上げ、現在会員7名、賛助会員21名で運営しています。
酪農の発展を願う、志を同じくする仲間たちの熱い想いはこれからもより大きな輪となることでしょう。

子牛には品質のよい飼料をお腹いっぱい食べさせることで丈夫な胃袋をつくります。そのため、粗飼料は自給にこだわり、毎年草地更新を定期的に行い、良質な粗飼料づくりを心がけています。

未来を担う子どもたちに、生きる力である「食」の必要性を伝えることは、わたしたちの使命だと考えています。
当社では社会教育の一環として、子どもたちに「酪農ってなんなの?」「牛さんてどうしてミルクをいっぱい出すの?」など、体験学習を実施しています。